男女の友情なんて…

男女の友情なんて

大学２年の春。当時、高校３年生の頃から付き合っている彼女がいました。彼女と僕はお互い別々の大学に進学し、また、住んでいる県も違うというちょっとした遠距離恋愛でしたが、それでも少なくとも週一では会っていて、仲良く付き合いを続けていました。

そんなある日、彼女から高校時代の友達と２泊でキャンプに行くという連絡がありました。聞けば女性４人、男性３人の計７人。

男が来て、しかも泊りということで気にはなりましたが、彼女は「みんなただの友達だから大丈夫」と言います。僕は束縛する方ではないし、彼女のことを信頼していたのでＯＫしました。

ところが彼女がそのキャンプから帰ってきた次の日。彼女から連絡が来て、突然別れたいと言われました。何の前触れもなかったのでビックリしましたが、その理由を問い詰めてみて更にビックリ…。

そのキャンプで久しぶりに会った男性といい雰囲気になり、僕と別れて付き合いたいというのです。おいおい！「ただの友達」はどこへ行った！

この時、僕は女性の怖さを知るとともに、男女の友情なんて所詮はモロいもんだということも思い知ったのでした。